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関東学院大学 経営学部 准教授の赤尾 充哉のブログです。私の研究活動やゼミ生の活動についてご報告します。
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2016年4月15日金曜日

火曜・水曜の授業 株式会社の経営者

火曜日は非常勤先の大妻女子大学で、「職業とコミュニティ」というタイトルの授業。
それから水曜は関東学院大学で経営学入門の授業でした。

大妻の職業とコミュニティは初回ガイダンス。
大妻では昨年まで「現代企業論」というタイトルで、企業形態論、経営組織論、経営戦略論などを概論的に教えていましたが、カリキュラム改訂でこの「職業とコミュニティ」という授業を担当することになりました。

内容については、大学から「赤尾先生の専門分野を活かして教えてください」と言われていたので、組織論をベースに社会生活について考えるという授業で構想しました。
まぁ要するに関東学院で教えている組織論の授業をほとんどそのままやろうかと思っていたのですが、ガイダンスをしている最中にちょっと困ったことが発生。
教室に見覚えのある顔がちらほら。いや、ちらほらっていうかけっこうな割合で。
ええ。カリキュラム改訂前の現代企業論を受講していた学生がまた受講していたのです。(彼女たちもぼくが担当だとは知らなかった様子)
何が困るかというと、教えようとしていた経営組織論は、現代企業論の授業のうちの3分の1、いや半分近くを占めていたのです!
やばいこのままだと、去年受講していた学生に、去年と同じ授業を半分くらいしてしまうことになってしまう。
というわけで、授業の内容を再考しなければならなくなりました・・・。
まぁ、これは授業の内容を豊富にする良い機会でもあるし、そもそも授業を使い回ししようとしていた手抜き精神が良くなかったということで・・・、がんばります。

水曜の経営学入門は第2回目。
企業形態、特に株式会社制度についての授業でした。
入門の授業を企業形態から始めることは、少しわかりにくいかなという気もしなくもないのですが、その意義はこういうことです。
つまり、経営学を学ぶからには経営者の役割を学ぶことが主要なテーマの1つになるわけですが、株式会社は機関制度によって運営されるため、経営者とは誰なのかが実は曖昧です。
それ以外の会社制度、たとえば合名会社であれば、出資者が合議の上で会社を運営しますから、経営者=出資者とはっきり言えるわけです。
それに対して株式会社は、株主総会、取締役会、代表取締役、あるいはまた執行役など、どれも経営者とも言えるし言えないし、、、というちょっと複雑な仕組みなわけです。
たくさんの資本を集めるために作った仕組みなんですが、結果的に経営の責任の所在が不明瞭になるわけです。
もっとも、個人が負う責任が不明瞭であると同時に、その責任は社会的であるのかもしれない。
で、株式会社は何を目指してどう経営していくのでしょうか、と問えば、「経営者の思うがままに」とは答えられないのです。
まぁ通常は取締役会と代表取締役を経営陣とみなすんだろうと、ぼくは考えているわけですが、なんにしても個人の趣味趣向で株式会社が動くわけではないわけです。
まずここのところを理解してもらおうという授業でした。
(とかなんとか言いながら、来年からこのカリキュラム変わるんですけど。変えたのぼくなんですけど・・・)

授業のスライドより


#関東学院大学 #経済学部 #赤尾充哉 #経営組織論 #大妻女子大学 #職業とコミュニティ
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